先日の記事では、扁桃腺摘出手術の事前準備から手術当日までの流れをまとめました。
前回記事はこちら:手術前の準備と入院の流れ
今回はその続きをご紹介します。
術後の1日目から退院までの6泊7日の入院生活を、実際の様子とともに記録しました。
手術当日の流れ(9:00手術)
- 朝6:00〜:絶飲食
- 朝8:00までに:洗面、トイレ、OP着に着替え
- 点滴開始(抗生剤+水分・電解質)、バイタルチェック
- 9:00:本人と一緒に手術室前まで付き添い、お見送り
- 約1時間後:覚醒状態で病室に戻る
- 帰室後3時間は安静+酸素+点滴
- 3時間後に飲水OK・安静解除
当日は疲れた様子だったので、痛み<疲れの様子で朝まで静かに就寝しました。
出血などのトラブルなく1日目を終えることができました。
術後1日目(手術翌日)
食事
- 朝から食事再開(重湯+具なしの味噌汁)
- 重湯は全く食べず、汁物は半分ほど摂取
- 温かい汁物で喉の刺激があり、むせて不機嫌になり食事終了
水分・間食
- 食欲はまだ少なめ
- ゼリーやアイスは少量ずつ摂取できた
- ジュース系は比較的よく飲んでくれた
お薬・痛み
- 抗生剤・鎮痛剤は毎食後に内服開始
- 夜間に痛みで2時間おきに泣き出す夜泣き状態
- 坐薬や鎮痛剤の内服をすすめても拒否して泣きながら耐える場面も
- 痛みがあるからかあまり喋らない
- はみがきは出来る
術後2日目

食事
- 三分がゆに変更
- ごはん粒は見えるがドロドロの見た目が嫌で拒否
- おかずもミキサー食で食欲湧かず、食べれそうな1品を半分ほど摂取が続く
ただし、
- プリンや持ち込みのおやつには興味を示し、自分から少しずつ食べたがるように
お薬・処置
- 点滴は日中のみ継続(水分、電解質のみ)
その他
- シャワー浴OKになり、気分も少し上向きに
- 喋りは増えたが声を張れずモゾモゾ喋ることが多い
術後3日目
- 点滴が外れることで一気に自由度UP
- 「おさんぽ行きたい」と言い、毎食後に病棟内を散歩
- 内服薬にも慣れ、拒否なく飲めるように
- 日中の痛みの訴えが減ってきた
- 夜もぐっすり眠れるように
術後4日目

- 相変わらずおかゆは全く食べず…
- 主食を麺類(素麺)に変更してもらうと完食!
- 病院食の摂取量がやや増えるも全体の半分以下が続く
術後5日目(退院日)
- 医師の診察で問題なし
- 退院許可が出て、無事に退院
退院時の状況まとめ
- 入院期間:6泊7日
- 内服:
- 抗生剤:術後1日目から6日間、毎食後
- 鎮痛剤:術後1日目から7日間、毎食後
- 食事:
- 退院まで病院食は3分粥以上には進まず
- 食べられたのは麺類・アイス・プリン・ゼリー・ジュース系
- 固形物の摂取は許可が出ず
- 次回受診
- 1週間後に再診予定となる
入院を振り返って
入院中は、環境の変化や痛みで不機嫌な状態が続き、こちらの想定通りにいかないことばかりでしたが、「食べられるもの」「できること」に合わせて選んでいく柔軟さの大切さを実感しました。
回復のペースには個人差がありますが、
今回の経験がこれからお子さんの手術を迎える方の参考になれば嬉しいです。
入院前の持ち物チェックはこちら
▶ 次回は「退院後の自宅療養・食事・痛みの経過」についてまとめます。(記事作成中)
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