「子どものいびきはよくあること」「成長すれば治るだろう」と思っていませんか?
私もそうでしたが、実は『重度の無呼吸』と診断され、手術が必要と言われたのです。
この記事では、5歳の娘が「重度の無呼吸」と診断され、扁桃腺手術に至るまでのリアルな記録です。
いびきは成長とともに治ると思っていた
5歳の娘は、数年前から寝ているときのいびきと無呼吸が気になっていました。
とはいえ、生活に大きな支障があるわけではなかったため、「年齢とともに治っていくものだろう」と、どこか楽観的に思っていた部分もありました。
そんなある日、かかりつけの耳鼻科で軽く相談してみることに。
「子どものいびきや無呼吸って、成長とともに落ち着いてきますよね?」
と軽い気持ちで尋ねたところ、先生の反応は予想外のものでした。
「放置はNG」先生からの意外な指摘に驚き
耳鼻科の先生は、
「年齢とともに改善することもありますが、無呼吸の状態がどれくらいのものなのか、放置で良いものかどうかを一度、検査ができる総合病院で診てもらった方が安心ですよ」
と教えてくれ、紹介状を書いてくれました。
総合病院での診察|視診だけでは判断がつかない
紹介された総合病院の耳鼻咽喉科を受診。
視診と鼻からカメラを入れて見た結果では、
- 扁桃腺は大きめ
- アデノイドはそこまで大きくはない
とのことでした。
ただ、「アデノイドが小さく見えても、実際には空気の通りを悪くしていることもある」とのことで、無呼吸の状態を詳しく検査をすることに。
就寝中の酸素モニタリング検査|自宅で2晩測定

検査は、携帯型の酸素飽和度モニター(SpO2)を自宅で2晩つけて寝るという方法でした。
指先にセンサーをつけ、呼吸が止まったときの酸素濃度の変化を見る検査です。
娘には慣れない機械で、寝返りのたびにコードが絡んでしまったりと大変でしたが、なんとか2晩分のデータを取りました。
「重度の無呼吸」判明|まさかの手術適応に戸惑い
後日、検査結果を聞きに再診。
「結果としては、重度の無呼吸という結果でした」
酸素が何度も低下し、脳や体に十分な酸素が行き渡らない状態がかなり繰り返されていたそうです。
医師からは、「扁桃腺とアデノイドの切除手術」が適応だと説明を受けました。
5歳の小さな体に手術決定|親の不安と決断の理由
5歳の娘に全身麻酔での手術。
正直、不安や迷いがなかったわけではありません。
しかし、先生には「長期休暇を利用して手術をしてもいいが、1年先など先延ばしにはしないでください。」と言われ、ことの重大さに気づき決心がつきました。
入院は約1週間、その間付き添いが必要
娘はまだ5歳。
親の付き添い入院が必要で、期間は1週間ほどとのこと。
私は仕事をしており、上の子(長女)と下の子(三女)の生活もあるため、長女と三女のお世話を祖父母にお願いできるという理由で「夏休み」の手術を希望しました。
こうして、スケジュールを調整し、術前検査や準備が始まりました。
完全回復までの目安は約1ヶ月
手術日が決定した後に気づいたのが、手術後の10日後に幼稚園のお泊まり保育があるということ。
私は退院さえしていれば特に心配することはないだろうと思っていましたが、念の為お泊まり保育に行くことに問題はないか担当医に確認することに。
担当医からの返答は
- 手術後は喉の痛みで満足な食事が取れず体力が落ちること
- 手術後1ヶ月程度は創部の出血を防ぐため固い食べ物の摂取はできないので、食事形態に気をつける必要がありお泊まり保育の参加は控えて欲しい
とのことでした。
お泊まり保育は次女にとって楽しみにしていた行事の一つです。
結果として、手術日を1ヶ月前倒しにしてもらうことで参加が可能になりました。

手術後も色々と気をつけるべきことがあるので、手術日を決める際は向こう1ヶ月以上に大きな予定がない時を選ぶと安心です!
まとめ
子どものいびきや無呼吸、つい「そのうち良くなる」と思いがちですが、見えないところで体に負担がかかっていることもあります。
少しでも気になることがあれば、かかりつけ医に相談してみてくださいね。

病院に相談の前に子どもの保険の加入もお忘れなく!
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